テーブルの角を気にせずにいたい。
ダイニングテーブルの天板の形には丸や四角など色々とあります。ノリト・テーブルをデザインする際は「日常の作業台」をテーマとしましたので使いやすい長方形を選びました。でも、角が立っていると小さいお子さんのいるご家庭では「ちょっと心配」ということもありますね。そこでコーナーガードと呼ばれている物も合わせて作ることにしました。
よく見かけるコーナーガードはプラスチック、ゴム製のものばかりです。一時期の物ですからそれでもいいと思いますが、どうも見た目が気になります。もうちょっとなんとかならないものかと思いました。一時とはいえ2~3年は使いますし、もっと長くということもあります。そうであれば、ちゃんとした物を作りたいなと思いました。僕たちは無垢材の天板と一番相性がいい上質な本皮を使ってコーナーガードを作ることにしました。
もう一つ特徴があります。コーナーガード、KawaKadoは天板下からねじ止めができるようにしてあります。もちろん両面テープでも取り付けられますが、2、3年という長い時間両面テープを放置しますと今度は取り外すときに大変です。両面テープのノリが変質するのだと思いますが、なかなかきれいに取れません。皆さんも経験があるのではないでしょうか?天板の材質にもよると思いますが、両面テープで取り付けるタイプのコーナーガードでは気をつけた方がいいかもしれません。KawaKadoはねじ止めをお勧めします。
さて、一時期の物ですから、用がなくなったときはどうしましょう?
親しい方に譲っていただいてもいいと思いますが、もうくたびれているかもしれませんね。それでも捨てるのは忍びない、もったいないなと思うかもしれません。そこで提案があります。リメイクです。簡単な加工でキーホルダーなどにされたらどうでしょう?
くたびれて、むしろ味わいの増した革です。思い出も入っています。それをキーホルダーという形でまた使う。これはまた別の楽しみではありませんか? KawaKadoには上質な本革素材を使っていますが、それだからこそ次の活用方法があると思います。思い出と共に長く使っていただきたいです。
ノリト・テーブルに合わせて設計したKawaKadoですので天板厚22mmでピッタリ納まりますが、取り付け面に少し余裕があるので25mmくらいでも大丈夫です。今お持ちのダイニングテーブルやカウンターなどにもお使いいただけます。
テーブルの角を気にせずに、こどもたちには元気に遊んでほしいですね。
これでちょっと安心できるかな。
革のクッションで角を包み込むコーナーガード
縫製を工夫して縁を折り返し、厚みを持たせてクッションにしました。また内側にはより厚みがあってやわらかい革を貼り付け、それもクッションとしています。そして、KawaKado全体でテーブルの角を包み込むようにしています。
子供たちが遊んでいると怪我をしないかなといつも心配です。テーブルの角もちょっと心配。KawaKadoを付けたら心安まるかな。
表革はナチュラルな茶を選びました。ノリト・テーブルの天板と相性がいいですし、他のテーブルでもちょっとしたアクセントになっていいと思います。無垢材の天板は使い込むことで味わいが増していきますが、革にも同じ特徴があります。違和感のない素材の組み合わせを選びました。
取り付け方は両面テープでも可能ですが、ねじ止めをお勧めします。天板裏にねじ跡は残りますが、これも思い出のひとつになるのではないでしょうか。ねじ穴が気になる方には目立たなくする方法もお教えします。お気軽にお問い合わせください。
KawaKadoはノリト・テーブルをより安心して使っていただけるよう制作しましたが、ちょっとした工夫で他のダイニングテーブルやカウンターなどにも取り付けができます。皮革素材のコーナーガードというのは、ありそうでなかったように思います。出産、新築のお祝いとしてもお使いいただいています。
KawaKado (カワカド)
サイズ:75x75x55mm
材:皮革
4ヶセット価格:5,600円 (税込み:6,160円)
取り付けネジ、説明書同梱
お取り替えや2ヶでのご使用のことも考えまして単品での販売もいたします。
単品は1,400円(税込み1,540円)です。
2020/2/21
お待たせいたしました。在庫しております。
ご注文承ります。
※皮革素材変更のため製品は画像より少し色が濃くなりました。
Work Around Tableオリジナルのパッケージでお届けいたします。
梱包仕様、送料を変更しました。
通常は定形外郵便にてお届けいたします。
尚、パッケージに直接配送用伝票を貼り付ける仕様となります。ご贈答用でパッケージごとお使いになりたい場合は梱包したものを封筒に入れ、宅配便にてお届けいたします。
送料、ご注文方法はこちらでご確認ください→
KawaKadoの取り付け方
作業がしやすようにテーブルをひっくり返す。
いつもの状態でも作業はできますが、ひっくり返した方が楽に作業ができます。床に雑誌を数冊ずつ置いて床との間に空間を作りましょう。これで床にもテーブルにも傷が付きませんし、ひっくり返すときに指などをはさまずに済みます。ちょっとした手間で、あとが楽ちん。
位置決めをするためにテープで仮止めします。
荷造りなどに使うクラフトテープを用意してください。5cmx4cmくらいの適当な大きさに切ったテープをKawaKadoの耳のようになっている部分の端に貼ります。この時にねじを打つ目印穴をふさがないようにテープの位置を決めてください。端から5mm程度がいいでしょう。またテープが重なり合うのでできるだけ外側にテープを貼るといいです。
KawaKadoを天板に付け、耳を折り返すようにしてテープを天板に貼ります。
重なり合うように交互にテープを貼ったら横から見て浮いているところがないか念のために確認してください。
(下の写真)取り付けたテープがちょっと大きかったかもしれません。もう少し小さく切って貼った方がよかったです。いい例になってないですね。すいません。
(両面テープをお使いの際は)
ねじを使いたくない場合は仮止めは作業は必要ありません。少し厚手の両面テープを用意していただいて、天板裏部分に接着してください。
ねじで止めます。
付属のねじは小さなねじですが、無垢材は固いのでキリや千枚通しのような先のとがった工具があれば、耳にある穴位置からギュギュッと押して穴の始まりを付けてください。これでねじ込みが楽になります。また、固形石けんがあれば、ねじの先端に少し石けんを付けてから作業するとねじの滑りが良くなって楽にねじ込めます。覚えておくと別の機会にも重宝しますよ。
テープをはがして完成。
ねじを3本を取り付けたら仮止めのテープをはがしてください。
写真では下の方のテープがちょっとはがしにくかったです。テープの大きさをもうちょっと小さくして両方の耳のねじ穴位置に重ならないようにするといいですね。
写真のようになってテープがはがしにくいときは一度ねじを外し、テープをはがし、再度ネジ止めしてください。一度ねじ位置が決まればもう大丈夫ですから。
他の角も同じ作業になります。
テーブルを起こして終了です。お疲れ様でした!